皆さんこんにちは。
福岡市南区の【高宮通りこさかデンタルクリニック】です。
さまざまな理由で歯を失ったときに、入れ歯やブリッジに代わる選択肢として「インプラント治療」があります。顎の骨にチタンでできた人工歯根(インプラント体)を埋め込み、それにセラミックなどでできた人工歯を取り付け、失った歯を補う治療法です。
当院には患者様からインプラント治療に関する質問がたくさん寄せられます。
今回は、インプラントに関する皆様の疑問にお答えしたいと思います。
インプラント治療は何歳でも受けられますか?
一般的には女性は18歳、男性は20歳を迎えるころには骨の成長も止まりますので、治療が必要な場合はそれ以降に行うのがよいでしょう。そして高齢者でも抜歯などの手術も行える健康状態であれば、治療が可能です。
また、インプラント治療は、基本的には顎の骨がまだ成長途中のお子様には行わない治療法です。
金属アレルギーがあると治療は無理でしょうか?
インプラント体に用いられる素材にはチタン、もしくはチタン合金が多く用いられます。
チタンは人体に馴染みやすい素材ですが、まれにこのチタンでもアレルギー症状を発症する方もいらっしゃるようです。治療前に必ずパッチテストや血液検査などでリスクを調べておくことをおすすめします。
治療前にはどのような検査を行いますか?
インプラント治療は精密さが求められる治療なので、手術前にはさまざまな検査を行います。
1. 歯科用CTによる検査
通常のレントゲン写真では確認できない歯の形状、血管・神経の位置、顎の骨の骨量などを正確に計測します。
2. 血液検査、心電図検査など
インプラント治療を受ける人の年代は40代後半から60歳代が多く、この年代はさまざまな持病を抱える方も多いことが特徴です。
インプラント治療には外科手術が不可欠なので、問診票や自己申告だけではうかがい知れない隠れた病気を把握し、安全な手術を行うために精密検査を行います。
インプラントの寿命はどれくらいですか?
当院で使用するストローマン社製のインプラントについて、スイスのベルン大学による治療を受けた患者の10年間の研究報告があります。
それによると成功基準(痛みや異物感・動揺・インプラント周囲炎などがみられない)をクリアした割合は全体の97%、インプラントが脱落せずに残っている割合は98.8%と高いことがわかりました。
また、長い方では20年以上インプラントを使用されている方もいます。
参考:科学的エビデンスが示すストローマンインプラントの信頼性/安全性 ストローマンパートナーズ
治療後の定期メンテナンスは受けなければいけませんか?
はい。インプラントの治療後には定期的なメンテナンスが必要です。
インプラントは人工の歯ですので、歯には血流がありません。血流がないことで、雑菌への抵抗力が健康な歯に比べて弱くなるため、歯周病にかかりやすくなるからです。
インプラントの周りに起こる歯周病のことを「インプラント周囲炎」といいます。
インプラントが長持ちすることは研究報告によって明らかになっていますが、それは日常のお手入れと、定期的なメンテナンスしっかり行われていることが条件です。
定期メンテナンスではレントゲン撮影、かみ合わせや歯肉・粘膜の状態を確認する口腔内のチェック、お口のクリーニング、インプラントの点検などを行います。
まとめ
インプラント治療に関心のある方は、福岡市南区の「高宮通りこさかデンタルクリニック」までご相談ください。
当院では患者様に安心してインプラント治療を受けていただくために、時間をかけてカウンセリングを行います。
インプラント治療でご不明な点やご不安な点がございましたら、カウンセリング時にお尋ねください。
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